2013年8月27日火曜日

At the top of Denmark

ふたつの海が出会う場所






今回は場所をデンマークに移し、ある小さな町
Skagen(スカ-ゲン)についてご紹介します。

Skagen(スカ-ゲン)はデンマークのユトランド半島の最北端から、
南東に3kmほどの場所に位置する美しい小さな町です。





スカ-ゲンは、古くより北欧の知識人や「スカ-ゲン派」と呼ばれる
多くのアーティストに、神秘的な魅力を放つ島として親しまれてきました。

美しいサンドビーチに輝く日差しが映えるスカーゲンの街は、

夏になるとドイツや北欧から多くの観光客が訪れます。

私の住むスウェーデンのヨーテボリからはStenaline(ステナライン)
というフェリーで、デンマークまで渡ることが出来ます。

フェリー所要時間: ヨーテボリ(Gothenburg/Göteborg) - フレドリクス港(Fredrikshavn) 
       およそ3時間半/高速便の場合は2時間
 
フレドリクス港(Fredrikshavn)からスカ-ゲンまでは、
車(レンタカー)で移動、または電車・バスの交通手段もあります。
*フェリー以外にはAalborg Airport (オールボルグ空港)より飛行機での移動も可能です。






 スカ-ゲンに到着してまず向かったのは、
Grenen(グレーネン)岬。

フェリーの船着場フレドリクス港(Fredrikshavn) から車で20分ほど走ると、
岬の入口の駐車場に到着します。
そこからは徒歩、又は「砂浜を走るトラクター」で
岬の先端部分を目指します


トラクターが目的地の岬の端まで到着すると、
そこには東側のKattegat(キャッテガット)海峡と、
西側のSkagerrak(スカーラック)海峡の二つの海流からの波が
半島の先端部分でぶつかり合う、とてもめずらしい光景に出会うことが出来ます。

左右から大きな波が、ある一点でぶつかり合い、
二つの海峡の海水が混ざりあう瞬間は、
自然の神秘的な力を感じます。






みんな素足になって、デンマーク最北端の海を肌で感じます。





 海水は少し冷たいけれど、透明度が高くとてもきれい。





美しい光を求めて、多くの画家が集まったというスカ-ゲンの
美しい繊細な夏の光は、息をのむほどに感動的な景色でした。






 Grenen岬にある灯台からは美しい眺めを展望することが出来ます。






灯台の古い螺旋階段を上って頂上に登れば
美しい海岸沿いの景色が一望できます。

青い透き通った海と、赤いレンガの家々の色彩が
青空の中でより魅力的に引き立て合っていました。



  

 この灯台が何十年も何百年も前から、ずっとこの場所で
海を見守ってきたんですね。






スカ-ゲンの街には北ヨーロッパで最大の大きさを誇る
水族館などもあり、自然の雄大さだけでなく、
文化的な観光施設も充実しています。

      Nordsøen Oceanarium (ノードソン オーシャナリアム水族館)
http://nordsoenoceanarium.dk/


みなさんもぜひ、デンマークまで最北端の岬から、
ふたつの海峡が出会う、雄大な景色を体験してみてはいかがでしょうか。




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