2013年12月15日日曜日

Julmarknad

クリスマスマーケット -食べ物編-







12月も初頭に入り、日を追うごとに人々のクリスマスの待ちわびる雰囲気が街中に溢れています。

”Julmarknad”とはスウェーデン語で”Christmas market”の意味です。
クリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスまでの、アドべントの時期に開かれるのが通常です。

野外の広場などのマーケットもあれば、教会の中や、古いお城の中、町のショッピングモ-ルの中など,
スウェーデン中の町の至る所には、大小様々なクリスマスのマーケットが開かれています。

Tjolöholms Slott


今回は"Tjolöholms slott"(ショーロホルムス スロット)というお城のクリスマスマーケットからお伝えします。
ここは、スウェーデンの南西にあるHallandという地域にあって、”Kungsbacka Fjord”(クングスバッカ フィヨルド)
と呼ばれる自然保護地域の半島の上にあります。



Taken by Benedictus Schwartze


夜になるとライトアップされて、幻想的な雰囲気が味わえますね。
お城の中のガイドツアーや、クラシカルなインテリアのお城の一室でのクリスマスディナーも楽しめるようです。
詳しくはこちらのホームページから


Tjolöholms Slott


Tjolöholms slottで出会った、たくさんの品物の中から
今回は食べ物にフォーカスしてお伝えしたいと思います。



こちらは、クリスマス版の"Knäckebröd"(クネッケブロードという薄く平たい丸い形をしたパン)です。
クラッカーのように、パリパリとした食感で、北欧の代表的な長期保存の出来るパンです。




多くの品物が地元で生産されたものでした。
作り手が直接販売している所も多く、生産者の顔が見えるという安心感もあります。




色々な種類のソーセージやサラミ。






こちらのボトルはスウェーデンの冬には欠かせない、"Grögg"(グロッグ: 赤ワインと香辛料を温めて、干しブドウやナッツと一緒に頂く飲み物)。
私は、このグロッグが大好きなのですが、家庭でも自分で作ることもできますし、
毎年様々なフレーバーのグロッグが売り出されるので、グロッグの飲み比べも楽しみの一つです。




こちらのパン屋さんは、とってもいい香りでいっぱいでした。
聞くとやっぱり地元のパン屋さんが焼き立てを売っているとのことでした。

左上の黄色い小さなパンは、”ルシア祭”の時期に合わせて食べられる”Lussekatt"(ルッセキャット)という名前のサフランが入ったパン。





たくさんのカラフルなキャンディー。





前回お伝えしたポルカグリースもありました。




チョコレートファッジなども。




こちらは、香ばしく炒ったアーモンドに薄く砂糖掛けされた、お菓子。
わたしはこのアーモンド香りを嗅ぐと、クリスマスが近いな~と感じます。

一度食べ始めたら止まらない程の、おいしいさです。




アーモンドの他にもカシューナッツや、チョコレート掛け、塩味など種類も様々です。

量り売りなので少量からお好きな分だけ買うことも出来ますし、好きな組み合わせで袋詰めも可能です。




クリスマスマーケットの会場では、小さなコンサートが開かれていて、クリスマスソングが流れていました。



こちらはちょっとめずらしいお店。
"Kantarella"(カンタレーラ)というスウェーデンでもなかなかお目にかかれない高価なキノコと、
Västerbottenost(ヴェステルボッテンオスト)という北スウェーデン産の高級チーズを贅沢に使った、トースト。





見た目は地味ですが、素材が良いだけに、お味はとってもコクがあって、キノコのいい香りのリッチな「トースト」でした。




お城の中には、役者さんが歩き回っていて、お城が建てられた当時の100年くらい前の人々を演じています。
運よく出会えるとお話もしてくれます。

この方たちは、1800年代後半から、このお城に住んでいらっしゃるとか。
たのしい役者さんの粋な演出で、なんだか大昔にタイムスリップしたような感覚になります。




こんな楽しい酔っぱらいの、ガードマンもいました。この方も役者さん。



ぜひ、一度Tjolöholms slottのクリスマスマーケットに行ってみてはいかがでしょうか?
きっと素敵な出会いが待っている事でしょう。。










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