2014年2月4日火曜日

Göteborg International Film Festival

ヨーテボリ国際映画祭



 

 
今年で37周年を迎える’Göteborg international film festival’
ヨーテボリ国際映画祭が1月24日から2月3日まで開催されました。
 
1979年以来、毎年開催されているこの国際映画祭は、
昨年では34,000人以上の観客を動員し北欧で最大規模を誇ります。
 
 
10日間の開催期間中は84ヶ国から500本以上の映画が街中で上映され、
同時に北欧映画を世界にアピールするべく、セミナーや監督を招いた催しなどが開かれます。

ハリウッド映画や、有名俳優を起用したメジャー映画は殆どありません。

この映画祭の魅力は北欧、ヨーロッパ、アフリカやアジア、中東地域を含めた
世界中の個性的な映画を一度に楽しめる所です。
 





"Draken"という名の懐かしい趣きのあるこの建物は、1956年に建てられた映画館。
 
現在は映画館としての役目を終えていますが、
特別なイベントやこの映画祭のメイン会場として使われています。
 
 
 
 
映画館の照明や使われているテキスタイルも年代を感じさせる、温かい雰囲気です。
 
 
今日2月3日の映画祭最終日は2014年のパブリックチョイス賞に選ばれた、
アイスランドのBenedikt Erlingsson監督の "Of Horses and Men"の上映がありました。
 
アイスランドホースを題材にした映画で、観客の投票によって選ばれた作品です。
私も観覧してきましたが、会場は満席で多くの観客を沸かせていました。
 

Of Horses and Men by Benedikt Erlingsson

 
 

今年は日本映画が7本上映され、是枝 裕和監督の’そして父になる’
などがエントリーされ日本映画は毎年定評があります。 
 
 

 
今年一番の北欧映画を決める’Dragon awards best Nordic Film賞’は
ノルウェーの’Letter to the king'が受賞しました。
 
受賞の詳細はこちらから
 
 
チケットを購入するには'Film Pass’という共通券100Krが必要になり、
セミナーや展示会、コンサートなどが無料で入場できます。
 
価格は映画一本につき60Kr (夕方上映の場合は90Kr)
 
 
ヨーテボリの国際映画祭は、一般市民の文化に対する高い意識と支援により
長年支えられ続けていると感じました。
 
多くの移民にとっても自国の映画が上映されることは、嬉しいことですし、
低予算の映画でも鋭い切り口で描かれた映画も多く
異文化を理解し合う上でも、この映画祭の開催はとても大切なことだと感じました。
 
是非、ヨーテボリの映画祭を訪れてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 












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