2015年7月25日土曜日

Leksands kyrka

レクサンドの教会から



今回はダーラナ地方の
Leksands kyrka(レクサンド教会)の様子をお伝えします。


ダーラナ地方と言えば、古き良きスウェーデンの伝統的な暮らしと、
まるで物語の世界のような神秘的な森や湖が、
今も大切に保存されている地域で
’スウェーデン人の心のふるさと’と例えられています。





レクサンド教会の歴史は大変古く、建物の一部は1200年代に建てられたものですが、
1709年の火災時に修復して建てられたものが
現在の教会の姿として残っています。





スウェーデンでも昨今は、’教会離れ’が進んでいると耳にします。
特に都会では昔のように、毎週教会に足を運ぶ敬虔な
人々は少なくなってきているようです。

それでも、レクサンドの教会には、たくさんの人々が日曜の礼拝に訪れていて
本当に和やかで、親しみやすい雰囲気が感じられました。。





レクサンド教会は最大で2300人が集まることのできる広さを誇る教会です。

外観からは想像出来ないほどの、大変美しい室内装飾が施されていて
見る者を魅了させます。

美しい音楽の演奏の中
礼拝堂の中に佇むと、宗教的な意味合いが分からなくとも、
心がほっと洗われるような気持ちになりました。




この日はにダーラナ地方の伝統衣装を纏った人々が
バイオリンやピアノで教会の音楽を演奏をしていて、
教会全体に特別な雰囲気が漂っていました。

まるで、ずっーと昔の教会の中に
自分が居合わせているような不思議な気分。。




都会では体験することのできない
郊外ならではのスウェーデンの人々の暮らし。

みなさんも、ガイドブックには載っていない、本当のスウェーデンを探しに
レクサンド教会に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?




Leksands kyrka

Address: Kyrkallén 23, 793 22 Leksand
Tel: 0247-807 30

2015年7月24日金曜日

Nils Erikson Terminalen

ニルス・エリクソンターミナル


今回はヨーテボリの中央駅に付随しているバスターミナルの
Nils Erikson Terminalen (ニルス・エリクソンターミナル駅)
についてご紹介いたします。

Nils Eriksonという名前は、
ある有名なスウェーデン人のエンジニアの
Erikson兄弟の名前に由来しています。

Nils Eriksonは1800年代にスウェーデンの運河や鉄道の開発に
大きく貢献した人物です。





このモダンなガラス張りのバスターミナルには、完全な屋内空調が整っていて、
スウェーデンような厳しい気候でも
利用者が快適にバスに搭乗できるように工夫されています。

注目すべきは、写真のような
番号のついた木製ゲートが自動で開くと、
屋内から直接バスに乗り込めるようになっています。

まるで飛行機の搭乗口のよう!




木の素材を使ったインテリアが
温かみのある雰囲気を作っていますね。
デザインはノルウェーの建築家Nils Torpのデザインで
1996年にはKasper Salin賞を受賞しています。

全部で16の屋内ゲートがあり、
さらに屋外には11の乗り場がある巨大バスターミナルです。





広いバスターミナルでは迷ってしまわないように
電光掲示板でしっかりチェックしてから、予定のバス乗り場を探しましょう。↓





バスの乗り方はというと、
搭乗時間になると、木の扉が静かに自動で開きます。




待っていた人たちは次々とバスに乗り込み、
運転手さんにチケットをみせて。。。




写真では見えませんが、ゲートの向こうは屋外ですが
屋根がちゃんと、バスに乗る直前までついています。





では当日のチケットはどうやって買うかというと、
写真手前に見えるのがVasttrafikというヨーテボリ市営鉄道Västtrafikの
インフォメーションセンター&チケット売り場になっていて
ここで直接チケットを購入することが出来ます。





この建物内で、番号札を取って他のスウェーデン人のように
静かに辛抱強く番が来るまで待ちます。

スウェーデンの公共機関では、必ずと言っていいほど
番号受付機があって、長い順番の列が出来ていますが、
本当にみなさん礼儀正しく待っているのが印象的です。




ほとんどのスウェーデン人は英語が堪能なので、
スウェーデン語が出来なくても問題ありません。




下の写真の看板にあるように、私バスのSwebusBus 4 you,
Nettbuss Expressなどのバスにもここから出発しています。

スウェーデンの国内路線ストックホルム等はもちろんの事、
ノルウェーのオスロや
デンマークのコペンハーゲンまでもバスで向かうことが出来ます。

バスの料金は鉄道や飛行機に比べて比較的低価格なので
旅行の予算に合わせて、バスを使ってみるのもおススメです。




ぜひ、スウェーデンでバスの旅も一度試してみてはいかがでしょうか?

個人旅行の手配や相談は北欧で40年の歴史を誇る

Göteborg centralstationen

ヨーテボリの中央駅




今回はヨーテボリの街の中央駅の様子を紹介していきます。

Göteborg Centralstationen(ヨーテボリ中央駅)は
スウェーデンで2番目の大きさを誇る鉄道駅で、1858年に完成しました。

この歴史を感じさせる、趣のある駅には今も、毎年約2,700万人の人々が訪れ、
今もヨーテボリの街の中心として活躍しています。







外観はレンガ造りの可愛らしい印象で
昔の東京駅を彷彿させるイメージ。。。




古さと新しさが同居する空間は、不思議と調和していて
親しみやすい雰囲気が感じられます。




駅構内も、薄暗い明かりが灯っていて 情緒ある雰囲気が漂います。




この古時計が長年、ヨーテボリの街を行き交う人々を見守ってきたんですね。
 





人々は、列車の発着に合わせて忙しく通りすぎます。。。
私も、このブログを書く前まではいつも急いで通りすぎる駅の構内に
目を留める暇もなかったな。。。。と思います。





さて、駅のプラットホームに出るには、一度駅の建物の外に出ましょう。





ストックホルムに次いで二番目に大きいヨーテボリの駅には
16のプラットホームがあり、5つの鉄道線が乗り入れています。





スウェーデンの国内だけでなく
ノルウェーやデンマークへと繋がる列車が、
毎日忙しく行き交っています。




ヨーテボリ駅からはストックホルム駅へ直行で行ける
X2000という特急電車があり、約3時間で運航しています。

新幹線に比べると、かなりのんびりした特急列車ではありますが、
車窓からの眺めを楽しみながら、快適な列車の旅を楽しむ事が出来ます。

チケットはこちらSJから探すことが出来ます。

早めに予約すれば、片道195KRで(現在のレートで約2,730円)
ストックホルムーヨーテボリ間を旅することが出来ます。




1等車、2等車の他に
犬などのペットが同乗できる車両や、
静かでゆっくりしたい人の為の車両も用意されていて、
スウェーデンらしいですね。
また写真のような、2階建ての列車もあります。




他には、最近登場した MTR STOCKHOLM という、
新しい高速路線の列車も乗り入れています。
 




駅構内には、ラウンジがあります。
SJラウンジ’と呼ばれるスペースがストックホルムとヨーテボリ駅にあり、
 1等車のチケットを購入した場合(またはSJの会員)に無料で利用が可能です。






コーヒーや冷たいドリンク、スナック、
インターネットの無料サービスがある、
シックなインテリアのラウンジは、
出発前のゆったりとしたFIKAにおすすめです。

ラウンジスタッフのいる落ち着いた静かな空間は、
駅の喧騒から遮断され、一息つくのに、とてもおススメです。




その他、スターバックスやカフェなどが駅構内にあるので
利用できますね!




この電光掲示板で、出発と到着の電車の時間とホームを調べましょう。




まだ出発まで時間がある場合には、駅でお買い物を楽しんだり。
車内で食べるランチのサンドイッチを購入。。




コーヒースタンドで、旅のお供のカプチーノを買って。。




それと、長い列車の旅には、面白い小説を一冊買っていきましょうか。。。




両替も済ませておくことも、忘れずに。。!
駅の両替コーナーは、スリなどにお気をつけくださいね!





出発が近づいたら、外のプラットフォームで電車を待ちましょう。。






それでは、みなさんもスウェーデンの素敵な列車の旅をお楽しみください!
個人旅行のプランや旅の案内は、ネットトラベルサービスまで!