2014年1月26日日曜日

Lussekatt

Luciaのお菓子



スウェーデンの大切な冬の行事の一つに、12月13日に行われる「ルシア祭」があります。
このルシア祭のお祝いでは"Lussekatt" (ルシアの猫)、またはLussebullar"(ルシアのパン)という名前の
サフランがたくさん入ったパンを食べる習慣があります。

この時期になると、カフェやベーカリーでは黄色いサフラン色をしたLussekattを街中で見かけることができますが、
スウェーデンの家庭でもよく手作りされています。





ルシア祭は光の象徴、キリスト教の殉教者である聖ルシアを祝うお祭りで、
12月13日は旧暦で一年で最も日の短い、冬至の日にあたります。

北欧諸国では、キリスト教伝来前よりの伝統である、暗く寒い冬から春に向けて徐々に光を増していく季節を祝う「光の祝祭」と、
ルシアの信仰とが結びついて現在のような「聖ルシア祭」として祝われるようになりました。

聖ルシアに扮した白い衣装を纏った女性がロウソクの冠を被り、手には一本のろうそくを持ち、
歌を歌いながら行進する姿はとても神秘的です。



www.svt.se





今回は家庭で作られる”Lussekatt"(20個分)の作り方をご紹介いたします。

材料:

牛乳 5DL ・ 強力粉 800g (約13と2/1DL) ・レーズン1DL
・バター 175g ・ 塩 小さじ1/2 
 ・砂糖 2DL ・ 生イースト 50g 
・ サフラン 0.5g (水またはラム酒大さじ2でふやかしておく)




生イーストはこちらの大抵のスーパーマーケットの乳製品売り場で売られています。
 
スウェーデンで良く売られているイースト(Jäst)には2種類あって、
甘味のある菓子パン用とバゲットや食パンなどに、それぞれイーストを使い分けています。






まず、牛乳5DLを鍋に入れ室温と同じ位の温度まで温めます、(上の写真)
小麦粉800gを計っておきます(真ん中の写真)。
バターは小さくちぎっておき、室温でやわらかくしておく。(下の写真)





次に、パこね機に生イーストを手でほぐし入れ、(上)
温めた牛乳を少しづつ加え、イーストがダマにならないように溶かす。(中)
次に、室温で柔らかくしたバターを加える。(下)






水またはラム酒でふやかしておいたサフラン(30分程)を加えます。(上)
次にお砂糖(Strösocker)2DLを加え混ぜます。(中・下)






次に塩小さじ1/2(上)と、小麦粉(中)を加えパン捏ね器で力強く捏ねます(下)。




 


写真のようなしっとりとした生地になるまで機械で15分間捏ねます。手作業の場合は20分間。(上)
濡らしたキッチンタオルをかぶせて約60分間寝かせます。(中)
じっくり寝かせた後の生地はこんな風に膨らんでいます(下)







打ち粉をした台の上に生地を置いて、手でまとまるまで軽く捏ね、形を整えます。




生地を40等分に分け、それぞれを一本の細い棒状になるように手で伸ばします。
2本を合わせて、両端を外側に渦を巻くような形に形成します。
オーブンシートを敷いたプレートの上にのせ、この状態でさらに30分間寝かせます。




レーズンを生地の上に乗せ指で軽く押して、飾りつけをします。(上)
溶き卵(材料外)を刷毛で塗ります。(下)




225度のオーブンで8-10分程焼きます。
ほんのり焼き色が付いた頃が丁度いいです。




ふっくらとおいしく焼きあがりました。
焼きあがったパンは、網に載せて冷ましてください
サフランのいい香りが部屋中に広がって、食欲をそそります。






他にもアルファベットの「S」のような形も伝統的なLussekatt形です。
お好きな形を形成して楽しむのもいいですね。。
 
みなさんもスウェーデンの伝統的なLussekattをぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか?
 
 




2013年12月30日月曜日

Jul i Liseberg! 

冬のLiseberg遊園地





今回はGöteborg(ヨーテボリ)にある、冬のLiseberg(リセベリ遊園地)についてお伝えします。

Göteborg(ヨーテボリ)は、スウェーデンの西南方に位置しているので、比較的温暖な気候の土地なのですが、
今年の冬は雪もほとんどなく、暖冬な日が続いています。
        

午後16時頃にもなれば、外はまるで夜のような暗さになります。
太陽の日差しが日ごとに短くなっていくのを感じる季節になってきました。






クリスマスの後、2013年12月29日でリセベリ遊園地は冬季休園の時期に入り、現在閉園中です。
次回の開園は2014年4月26日です。





冬の最後の営業日は、限られたアトラクションのみが稼働中でしたが、遊園地の至る所でクリスマスマーケットが開かれ、
かわいらしい小屋の露店がずらりと並んでいました。




クリスマスマーケットのお店は沢山あって、このブログではすべて紹介しきれませんが、
今回気になったお店をいくつか抜粋してご紹介します。

上の写真は、グロッグ(Glögg)と呼ばれるスパイスや香辛料の入った、ホットワインを売るお店。
濃縮したグロッグも売っていて、自分の好きなフルーツジュースと混ぜれば、
ノンアルコールのグロッグがお家で作れるとのことでした。





こちらは、”Suovas”という北スウェーデンのラップランド地方に住むサーメ族の言葉で、「スモーク・燻製」という意味の名前お店。

トナカイとヘラジカのお肉が入ったピタパンに、リンゴンジャムを入れて食べます。




お店の隣には焚き火があって、皆その周りを囲んで、温まりながらサーメ地方の料理を頂きます。




ちょっとめずらしい、トナカイやヘラジカの燻製など。




炒ったアーモンドに砂糖掛けがしてある、"Brända mandlar"という甘いお菓子を売るお店。




他にもチョコレートがけされたアーモンドや、シンプルな塩味など種類も様々で、種類の違うアーモンドを
少しずつ混ぜて量り売りもしてくれました。




遊園地の中では色々なイベントや、アイススケートショーなどが開かれていて、
こちらは伝統的なスウェーデンを再現したテントの中で、当時の暮らしや生活の知恵などを語ってくれている様子。

上の写真ではナイフ使いのコツを実演してくれているところ。




他にもイベントは、常時たくさんありますので、詳しくはリセベリのホームページから




こちらは小さな子供用のアトラクションが集まっているエリア。
幾つかの乗り物はこの時期も、乗れるようになっていました。





スウェーデンで一番の大きさ、また北欧でも最大の規模を誇るリセベリ遊園地。

大人も子供も両方が楽しむ事ができるよう配慮されていて、実際私も今年は4回以上足を運びました。
長年ヨーテボリの人々のみんなに愛されているリセベリ遊園地を一度、訪れてみてはいかがでしょうか?


2013年12月15日日曜日

Julmarknad

クリスマスマーケット -食べ物編-







12月も初頭に入り、日を追うごとに人々のクリスマスの待ちわびる雰囲気が街中に溢れています。

”Julmarknad”とはスウェーデン語で”Christmas market”の意味です。
クリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスまでの、アドべントの時期に開かれるのが通常です。

野外の広場などのマーケットもあれば、教会の中や、古いお城の中、町のショッピングモ-ルの中など,
スウェーデン中の町の至る所には、大小様々なクリスマスのマーケットが開かれています。

、
Tjolöholms Slott


今回は"Tjolöholms slott"(ショーロホルムス スロット)というお城のクリスマスマーケットからお伝えします。
ここは、スウェーデンの南西にあるHallandという地域にあって、”Kungsbacka Fjord”(クングスバッカ フィヨルド)
と呼ばれる自然保護地域の半島の上にあります。



Taken by Benedictus Schwartze


夜になるとライトアップされて、幻想的な雰囲気が味わえますね。
お城の中のガイドツアーや、クラシカルなインテリアのお城の一室でのクリスマスディナーも楽しめるようです。
詳しくはこちらのホームページから


Tjolöholms Slott


Tjolöholms slottで出会った、たくさんの品物の中から
今回は食べ物にフォーカスしてお伝えしたいと思います。



こちらは、クリスマス版の"Knäckebröd"(クネッケブロードという薄く平たい丸い形をしたパン)です。
クラッカーのように、パリパリとした食感で、北欧の代表的な長期保存の出来るパンです。




多くの品物が地元で生産されたものでした。
作り手が直接販売している所も多く、生産者の顔が見えるという安心感もあります。




色々な種類のソーセージやサラミ。






こちらのボトルはスウェーデンの冬には欠かせない、"Grögg"(グロッグ: 赤ワインと香辛料を温めて、干しブドウやナッツと一緒に頂く飲み物)。
私は、このグロッグが大好きなのですが、家庭でも自分で作ることもできますし、
毎年様々なフレーバーのグロッグが売り出されるので、グロッグの飲み比べも楽しみの一つです。




こちらのパン屋さんは、とってもいい香りでいっぱいでした。
聞くとやっぱり地元のパン屋さんが焼き立てを売っているとのことでした。

左上の黄色い小さなパンは、”ルシア祭”の時期に合わせて食べられる”Lussekatt"(ルッセキャット)という名前のサフランが入ったパン。





たくさんのカラフルなキャンディー。





前回お伝えしたポルカグリースもありました。




チョコレートファッジなども。




こちらは、香ばしく炒ったアーモンドに薄く砂糖掛けされた、お菓子。
わたしはこのアーモンド香りを嗅ぐと、クリスマスが近いな~と感じます。

一度食べ始めたら止まらない程の、おいしいさです。




アーモンドの他にもカシューナッツや、チョコレート掛け、塩味など種類も様々です。

量り売りなので少量からお好きな分だけ買うことも出来ますし、好きな組み合わせで袋詰めも可能です。




クリスマスマーケットの会場では、小さなコンサートが開かれていて、クリスマスソングが流れていました。



こちらはちょっとめずらしいお店。
"Kantarella"(カンタレーラ)というスウェーデンでもなかなかお目にかかれない高価なキノコと、
Västerbottenost(ヴェステルボッテンオスト)という北スウェーデン産の高級チーズを贅沢に使った、トースト。





見た目は地味ですが、素材が良いだけに、お味はとってもコクがあって、キノコのいい香りのリッチな「トースト」でした。




お城の中には、役者さんが歩き回っていて、お城が建てられた当時の100年くらい前の人々を演じています。
運よく出会えるとお話もしてくれます。

この方たちは、1800年代後半から、このお城に住んでいらっしゃるとか。
たのしい役者さんの粋な演出で、なんだか大昔にタイムスリップしたような感覚になります。




こんな楽しい酔っぱらいの、ガードマンもいました。この方も役者さん。



ぜひ、一度Tjolöholms slottのクリスマスマーケットに行ってみてはいかがでしょうか?
きっと素敵な出会いが待っている事でしょう。。










2013年12月1日日曜日

Liseberg!






今回はスウェーデンの遊園地"Liseberg"(リセベリ)について、前回に引き続きお伝えします。




リセベリ遊園地は北欧で最大の遊園地として知られています。
入場料:90SEK(スウェ―デンクローナ 日本円で約1440円程)





10月6日はLiseberg遊園地で花火が打ち上げがありました。




建物のイルミネーションと花火が合わさって、夜の遊園地の雰囲気を盛り上げます。




この花火は年に一度、遊園地のシーズンの終わりを祝う花火でした。
この後、遊園地は一時閉園します。


11月25日からは、冬のイルミネーションが期間限定でスタートし
冬のリセベリ遊園地の営業が再開しています。
詳しい予定などはこちらから



続いて、昼間の遊園地の様子から...




こちらは”Lisebergs Wärdshus ”というレストラン。




インテリアも北欧らしいシンプルで落ち着いた感じ。




2階には個室もあって、遊園地のレストランとは思えない空間。
(他にもたくさん、おいしくて有名なレストランが入っていましたので、
また次回メニューなどの紹介もしていきたいと思います。)


”Sagoslottet”

こちらはかわいらしいゴンドラに乗って、色々な物語の世界を旅するという
子供向けの乗り物。




小さな子供も乗れるアトラクションが充実したエリアもあります。


"Slänggungan"
この1989年に作られた"Slänggungan"は、ちょっとレトロな雰囲気。

ワイヤーで吊られたブランコが空高く、ぐるぐるとまわり続けるシンプルな乗り物。


"Balder"


もっと刺激がお好きな方にはこちら。

"Balder"(バルダー)です。

(前回も少しお伝えしましたが)この絶叫ローラーコースターはなんと木製なんです。




こんな風に、膨大な量の木材を組み上げて造られています。








"ATMOS FEAR"

こちらは"ATOMOS FEAR"という新しいアトラクション。





イメージはこんな感じで、タワーの高い高いところから、ただ落下するだけの乗り物なんですが、
その単純さが、スリルを倍増させますね。





今、リセベリはクリスマスのイベントが開催されています。
クリスマスマーケットやアイススケートショーなど
スウェーデンらしいイベントが盛りだくさんです。

次回は冬のリセベリをご紹介します。

皆さんも一度、スウェーデンの遊園地を訪れてみてはいかがでしょうか?