Fläder(フレーデル)とは日本語で「西洋ニワトコ(エルダーフラワー)」の木を差さします。
スウェーデンでも馴染みのある木で、学名は”Sambucus nigra”といい
スイカズラ科の落葉樹です。スウェーデンでは6月から7月にかけて花が咲きます。
スウェーデンではフレーデルの木のお花を摘んで、ジュースにして楽しみます。
とてもフレッシュな、いい香りのするジュースができます。
こちらではスーパーなどでフレーデルのジュースを買うことができますが、
やはり自分で作るのが一番おいしいですね。
これがフレーデルの木。
ご近所に住んでいるご婦人がフレーデルの木の持ち主ですが、
今年は私もフレーデルの花を一緒に摘ませていただきました。
このフレーデルの木は高さが2m以上あったので、木の上の方は梯子をかけて
まだ新しく新鮮なお花だけを選び、ひとつひとつ手で摘みます。
作り方は本を参考にしながら、スウェーデン人のご婦人に手ほどきを受けました。
濃縮したフレーデルの香りがいっぱいの甘いシロップを作り、
水やサイダー、アルコールで割ってもおいしいフレッシュなフレーデルドリンクを作ります。
作り方はとてもシンプルです。
材料 (3リットルのシロップが出来上がる分量)
フレーデルの花 40房
レモン 3個
フレーデルの花 40房
レモン 3個
クエン酸 50G
水 2リットル
砂糖 2KG
水 2リットル
砂糖 2KG
まず摘んだお花を軽く洗います。鍋に入れておきます。
次にもう一つ鍋を用意して、水に砂糖を入れ溶けるまで火にかけます。
溶かした砂糖の鍋にクエン酸を入れます。
次にレモンを薄くスライスし、さらに細かくカットし、フレーデルの入った鍋に入れます。
その上から、水・砂糖・クエン酸の入った汁を合わせます。
なじむまで少し混ぜます。
日の当たらない涼しい場所で5日間、熟成するのを待ちます。
熟成が終われば、漉し器を使ってジュースとなる濃縮エキスだけをとりだします。
これが出来上がった2013年のフレーデル。
甘くフルーティーなマスカットに似た香りがします。
味はレモンが入っているのでさっぱりとしていて夏にぴったりのおいしいジュースです。
スウェーデンらしいさわやかな夏の飲み物ができました。
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